花粉症には早めの治療が大切です

花粉症は、花粉(アレルゲン)に接触することで鼻や目に症状が出るアレルギーの病気です。

初期療法とは、目や鼻の症状が出る前から、あるいは症状が軽いうちから始め、シーズン終了まで続ける薬物療法です。

<初期療法の3つのポイント>

  1. 症状の発現を遅らせる
  2. 症状を軽くする
  3. 症状がおさまるのを早める

花粉の飛散シーズンを初期療法で楽に乗り切りましょう

一般的にスギ花粉は、関東では1月下旬から飛び始めます。

初期治療は、花粉が飛び始める2週間くらい前から開始することがもっとも効果的とされています。

花粉症の症状が出る前から、初期療法を始めていると、症状の発症を遅らせ飛散シーズン中の症状をやわらげることができます。
その結果、処方されるお薬の量を減らすこともできます。

花粉症にお悩みの方は、1月中旬までには来院し、ご相談ください。
あなたの生活スタイルに合わせた花粉症対策を始めることが大切です。

花粉症についてはこちらもご覧ください

初期療法に使用されるお薬

くしゃみ・鼻水の薬

  • 第2世代抗ヒスタミン薬

比較的効果が早く現れます。鼻づまりにもある程度効果があります。
眠気や口が渇くなどの副作用が少ない第2世代抗ヒスタミン薬が薦められています。

くしゃみ・鼻水・鼻づまりの薬

  • ケミカルメディエーター
  • 遊離抑制薬

効果が現れるまで少し時間を要します(1〜2週間)。
全般的な症状に効きますが、効果は比較的マイルドです。

鼻づまりの薬

  • 抗ロイコトリエン薬
  • 抗プロスタフランジンD2・トロンボキサンA2薬

効果が現れるまで少し時間を要します(1週間)。
くしゃみ・鼻水にもある程度効果があります。

全般的な薬

  • Th2サイトカイン阻害薬

効果が現れるまで少し時間を要します(1〜2週間)。
過剰な免疫反応を抑えます。

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