鼻腔ぬぐい液、唾液が新型コロナウイルス検査の検体として認められました

鼻腔ぬぐい液のPCR検査・抗原検査をご希望の方は、窓口かお電話(042-710-2251)でお問い合わせください。


新型コロナウイルス感染症に関しては、東京都などで再び患者数増加の兆しがあり、また「季節性インフルエンザと並走する」ことも予想されています。

そうした中では、「感染拡大防止策の徹底」や「医療提供体制の確保」などが重要政策課題である点に変わりはありません。

医療提供体制のうち、新型コロナウイルス感染者を鑑別する検査法に関しては、厚生労働省が3月6日に「PCR検査」(核酸検査)を、5月13日に「抗原検査」(抗原定性検査)を、さらに6月25日に「抗原定量検査」を保険適用しています。

検査検体については、これまでPCR検査・抗原定性検査では鼻腔咽頭ぬぐい液と唾液、抗原定量検査では鼻腔咽頭ぬぐい液「―」とされてきましたが、今般、いずれの検査についても「鼻腔ぬぐい液」を検体とすることが新たに可能となりました。

ただし、「検査の種類」「症状の有無」、有症状者では「発症からの日数」により、下表のように検体が異なります。




咽頭よりも鼻咽頭の方がウイルス量が多い

PCRは鼻咽頭スワブまたは喀痰
※エアロゾル対策のもとで採取

スワブでの検体採取の方法
少し頭部を後方に反らして目を閉じてもらう

  • 1〜2mLの唾液採取
  • 鼻咽頭PCR陽性者の84.6%で検出
  • 感染曝露のリスクが少ない検体として期待
  • 本邦でも承認された
    …発症9日以内の有症状者の診断目的(病初期の鼻咽頭PCRとの一致率が高い)
  • 唾液検体:2020年7月17日の追加
    無症状患者に関しても承認⇒PCR・抗原(定量)検査
  • 高い要請一致率が認められる
    …唾液PCR90%/抗原定量 76%
  • 発症から10日以降の唾液検査の検出力
    …低い=使用は推奨されていない
検査のタイミングの目安
  • 感染から7日
  • 発症から3日

曝露後や感染直後は偽陰性率が高い
曝露後4日:感度33%

発症3日目が最も偽陰性が少ない

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