ヘリコバクターピロリ除菌療法

治療の目的・対象となる方

慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍をお持ちの方は保険での除菌となります。

一次除菌療法

ピロリ菌が耐性検査で感受性があると推定される場合対象となります。
お薬を内服される期間は一週間です。

二次除菌療法

ピロリ菌が耐性検査で陽性と見なされる場合対象となります。
お薬の内服される期間は二週間です。

保険外診療におけるヘリコバクターピロリ除菌療法の特色

除菌のための検査も保険適応外となるので、本院のヘリコバクターピロリ除菌ドックを受けた方が対象となります。

初回診察料に加え以下の薬剤費がかかります。佐藤寿一クリニックのヘリコバクターピロリ除菌ドックの結果より一次療法を施行するのか、二次療法を施行するのかが決定されます。

服薬後4ヶ月以上を経過した後、2回目の診察で尿素呼気試験(UBT)と第三回目の内視鏡検査にて除菌の判定を行います。

一次除菌療法 薬剤費

本院独自の方法で一週間で除菌確率は今のところ95%くらいです。通常の保険での除菌率は50〜70%程度です。 
たった二例だけですが、この一次除菌療法の後、手掌膿胞症の方が2年半にわたり症状が消失いたしました。

二次除菌療法 薬剤費

やはり本院独自の方法で、除菌率はいまのところ95%です。保険でのピロリ菌の除菌の失敗例や一次療法がうまくいかなかった方のための治療法です。 

本院のピロリ菌ドックでの検査が必要になります。その結果で、1%のかたは、残念ながら二次除菌のできない高度耐性ピロリ菌ですので、除菌は行えません。

尿素呼気試験(UBT)

ピロリ菌の除菌の判定をするために息を袋にふーと吹き込むだけの簡単な検査です。 

除菌の判定のため除菌療法4ヶ月目に施行します。これは、ピロリ菌が少しでも残っていた場合検査に引っかかるほど増殖させるのに4ヶ月以上は必要なためです。 
ただ、簡単な検査だけあって除菌の判定を数値だけでは決めかねる場合が多いです。 

その結果によって、次にやる内視鏡検査におけるピロリ菌培養が必要になってきます。 

内視鏡検査

(薬剤費、消毒費、内視鏡下生繭、病理組織検査(胃)、ヘリコバクターピロリ培養同定検査、ヘリコバクターピロリ薬剤感受性検査、微生物学的判断料、病理組織検査ヘリコバクターピロリ判定) 

結局ピロリ菌の除菌の判定は内視鏡でやる必要がありますので、除菌4ヶ月目に施行します。大変ですが、佐藤寿一クリニックの胃内視鏡は軽い麻酔をかけてやるので楽ですから、がんばって受けてみてください。

胃がんリスク検診(ABC検診)

胃がんリスク検診は、血液検査(ペプシノゲン検査とピロリ抗体検査を実施)により胃の萎縮度やピロリ菌感染の有無を確認し、胃の健康状態を調べるための検診です。

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