お子さんが吐いてしまった。
親御さんとしてはとても心配になる場面だと思いますが、冷静に判断し、医療機関を受診するべきか経過を見るべきか見極めていきましょう。
お子さんが嘔吐してしまった場合には以下の点をよく観察するようにしましょう。
ゲプッと少量吐いた後、特にケロリとしている場合には心配ありません。
もともと赤ちゃんの場合には、まだ胃の入り口(噴門)の発達がしておらず筋肉が弱い状態です。なのでちょっとの刺激やミルクを飲んでも吐いてしまうことがあるのです。
体重が順調に増えている場合には、多少吐いてしまっても問題はありません。
幼児はかぜをひいていたり、胃腸炎の時には吐きやすくなります。
1歳以上の幼児であれば、赤ちゃんのときほどは吐かなくなります。かぜの時などにせき込んだ拍子に少しだけ吐いてしまうこともありますが、あまり心配する必要はありません。
重要なのは、熱を出していたり頭痛がある、または血便など、他の症状を一緒に起こしているかしっかり観察することです。
上記のような場合には、ご家庭で様子を見ても大丈夫です。
休んでから医療機関を受診しましょう。
上記のような状態の場合には、早急に外来を受診してください。
消化のいいおかゆや、うどんなどの炭水化物から、少しづつ食べさせてください。
油が多いものや牛乳などの乳製品、ラーメンは避けてください。
塩分が失われてしまいますので、塩分を含む食品を補充してあげましょう。
イオン飲料は塩分と糖分が見ずに溶けているもので、水よりも早く水分や塩分を体に吸収させてくれます。
大人用のものは子ども用に比べて糖分が多く含まれています。
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