熱が高いと頭が馬鹿になる?
内臓がおかしくなる?

お母さんに最も多く伝わる迷信がこれです。子供は39〜40度の発熱をよく出しますが、熱が高いために脳や内臓に障害を与えることはありません。頭や内臓に影響を与えるのは、脳炎や肝炎など特別な病気が原因であるときのみです。(稀です)
その場合は熱以外にも意識障害等の特別な強い症状が出たり何日も熱が続きます。熱の高さではなく、熱に伴う症状と熱の続く期間によく注意してください。

ただし1〜5歳の乳幼児では稀に高熱に伴うけいれん(熱性けいれん→意識がなく手足ががくがく震える状態)が起こることがあります。5分以内に消失するなら危険は少ないですが、このような時は病院を受診したほうが良いでしょう。

受診するタイミング

もし自分に熱が出たとしたら、熱が高い時に外出するのはつらいですね。そのつらさを考えると熱の比較的下がっている午前中に受診するのが最も子供の負担が少ないと言えます。
また午前中であれば検査もしやすく症状の観察も充分出来ます。発熱翌日の午前中の受診が理想的です。その後2〜3日は他の症状の変化がなければ自宅で安静を保ってください。かぜであれば多くは4日以内に熱が下がってきます。夜の熱が自然に下がるようになれば一安心です。

しかし、4日以上続くとき(生後5ヶ月未満は2日以上)はもう一度受診したほうが良いでしょう。この場合、昼間に下がっていても夜になると上がるようであれば続いていると判断します。また、熱以外の症状が大事です。頻繁に吐いて水分が取れない、ぜーぜーして苦しがっている、けいれんを起こした、意識が低下して反応が鈍い、唇の色が悪くぐったりしている等は要注意信号です。できるだけ早く受診してください。

前日や昼間から症状があるのに夜間になってあわてて受診する事は、寒い中を外出することになり、子供に最も負担がかかります。またどこの病院でも夜間は検査や処置、処方に制限があり、充分な治療が出来ません。出来るだけ昼間のうちに早めの受診を心がけましょう。熱だけで他の症状がなく、比較的元気があるようなら翌日の受診でも大丈夫です。但し、上記のような熱以外の症状が強く、ぐったりしている場合は時間に関係なく受診してください。

熱の出た初日に熱が下がらないと複数の病院にかかることも問題です。熱はすぐに下がりません。安静が保てないばかりか、どの薬を飲めばいいか混乱し、誤薬の危険性も出てきます。症状が大きく変ったときに来た方が良いでしょう。

逆に翌朝熱が下がったのを治ったと判断するのは誤りです。熱は主に夕方から夜にかけて上がります。くれぐれも油断しないように。

当クリニックの小児科診療体制

一般外来は平日9:00〜13:00まで、15:00〜19:00までの受付となります。
重症患者の診察、処置を優先するために軽症の方はお待ち頂く時があります。
重症患者:けいれん、意識障害、ショック、呼吸困難等

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