小学校入学前。
ランドセルを選び、少しずつ“お兄さん・お姉さん”になっていく時期。
実はこのタイミングは、 「免疫をもう一度整える時期」でもあります。
最近、小児科では、年長さん(5?6歳)の「三種混合・ポリオ追加接種」をおすすめする流れが広がっています。
小学校入学前になると、MRワクチン(麻しん・風しん)2期を受けます。
これは、麻しん(はしか)と風しんを予防するワクチンで、定期接種(公費・無料)です。
麻しんは非常に感染力が強く、高熱・肺炎・脳炎などを起こすことがあります。
1回だけでは十分な免疫がつかないお子さんもいるため、小学校入学前にもう一度接種して、免疫をしっかり完成させます。
それが、三種混合+ポリオの「5回目接種」です。
こちらはMRワクチンと違い、任意接種(自費)になります。
ここはとても誤解されやすい部分です。
でも実際は、「医学的には大切。でも制度がまだ追いついていない」というワクチンです。
2025年、日本では過去最大規模の百日咳流行が起きました。
特に増えたのが、小学生・中学生です。
実は、百日咳やポリオの免疫は、5歳頃から少しずつ下がってくることが知られています。
そのため、小学生・中学生・大人が感染し、赤ちゃんにうつしてしまうケースが問題になっています。
●三種混合ワクチン(DPT)5回目
6,500円(税込)
ジフテリア・百日咳・破傷風を予防します。
●不活化ポリオワクチン(IPV)5回目
9,200円(税込)
ポリオによる麻痺を予防します。
●入学前ワクチンセット(おすすめ)三種混合+ポリオ同時接種
13,800円(税込)
※通常合計 15,700円 → セット価格でご案内しています
百日咳とポリオは、どちらも乳幼児期の免疫が少しずつ低下してくる感染症です。
そのため、就学前にまとめてブーストする考え方が主流になっています。
実際には、「三種混合だけ受ける」「ポリオだけ忘れる」というケースも少なくありません。
セット化することで、「入学前に必要なワクチン」としてわかりやすくなります。
最近、「三種混合がないので、五種混合をすすめられました」というケースも増えています。
五種混合には、以下のワクチンが入っています。
つまり、赤ちゃんの定期接種で使う“全部入りワクチン”です。
簡単に言うと、作っているメーカーが違います。
| 商品名 | 主なメーカー |
|---|---|
| ゴービック | 阪大微研・田辺三菱系 |
| クイントバック | KMバイオロジクス系 |
基本的には「ほぼ同等」と考えて大丈夫です。
どちらも国の承認を受けた正式な五種混合ワクチンで、「予防できる病気」「接種回数」「接種目的」はほぼ同じです。
「コカ・コーラとペプシくらいの違い」です。
どちらも“コーラ”で、大きく性質が変わるわけではありません。
本来追加したいのは、以下のワクチンです。
ヒブ(Hib)です。
ヒブは赤ちゃんの細菌性髄膜炎を防ぐ大切なワクチンですが、多くのお子さんは乳幼児期にすでに免疫が完成しています。
そのため理想は、三種混合+ポリオのワクチンを接種することです。
ですが今は三種混合ワクチンが不足しているため、五種混合ワクチンで代用することがあります。
一番避けるべきは、どちらのワクチンも接種せずに免疫が下がったまま何もしないことです。
数ヶ月待てそうであれば三種混合ワクチン、流行期で早めに免疫を上げたいなら五種混合ワクチンでの代用をおすすめします。
最も多いのは、「接種部位の赤み」「腫れ」です。
通常は数日で自然に改善します。
発熱が見られることもありますが、多くは一時的です。
当院では、以下のワクチンについてわかりやすくご説明しています。
ワクチンはお取り寄せとなる場合がありますので、ご希望の方は事前にご予約(042-710-2251)ください。
「4回打ったから、もう大丈夫」
そう思っていたご家庭にこそ、知っていただきたい追加接種です。
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