インフルエンザ予防接種のご案内

 

2025〜26年度インフルエンザ予防接種(予約制)のご案内です。

接種日時(予約制)

  • 一般(注射)9/12(金)〜
  • 南多摩5市(町田/多摩/八王子/日野/稲城)にお住まいの65歳以上の方  10/6(月)〜1/31(土)
  • フルミスト(経鼻) 10/2(木)〜

午前:9:30〜12:30 午後:15:00〜18:30

(※)経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト)は弱毒化したインフルエンザウイルスを鼻の中に噴霧して、インフルエンザ擬似感染状態にさせ、免疫を得ることができます。
鼻腔内にスプレーを行うため、針を刺す必要がありません。
数に限りがあり、取り寄せのワクチンとなりますので、原則キャンセルを承ることは出来かねます。(日時変更は可能です)

予約開始

2025年9月1日(月)〜

予約方法

ご予約はお電話(042-710-2251)にてご連絡下さい。

料金

  • 高校3年生(18歳)まで:3,000円
    (小学生までは2回接種推奨)
  • 18歳以上:4,000円
  • 南多摩5市(町田/多摩/八王子/日野/稲城)にお住まいの65歳以上の方:2,500円
    (接種期間:10月6日(月)〜1月31日(土))

>予診票のダウンロードはこちら(※事前に受付で受け取りでも可)

季節性インフルエンザは例年12月〜3月にかけて流行しますが、過去には例年とは異なる季節外れのインフルエンザが流行したケースもありました。インフルエンザワクチンにはインフルエンザの 重症化を防ぐ効果があります。

※65歳以上の方等(定期接種対象者)で、インフルエンザワクチンの接種を希望される方は、お早めに接種をお願いします。

※新型コロナワクチンとの接種間隔について
インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは同日に接種が可能です。

*注)新型コロナワクチンについては前回接種からの間隔等の要件があることから、必ず同日に接種できるわけではありません。 (厚生労働省/令和5年9月)

(※)経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト)も9,000円(税込)で接種しております。
>経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの予診票のダウンロードはこちら

インフルエンザワクチンの接種回数

接種対象者 接種回数
基礎疾患を有する方(妊娠している) 1回
基礎疾患を有する方(入院患者など重症者) 年齢に応じ、1回または2回
(著しく免疫反応が抑制さ れている方は2回も可)
乳幼児(6ヶ月〜13歳まで) 2回
13歳以上 ※受験生の方は2回をお奨めします 1回または2回
1歳未満の乳児の保護者 2回
高齢者(65歳以上) 1回

(※)経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト)の接種回数は1回です。

接種当日

予約時間の15分前にご来院ください。
※当日やむをえずキャンセルされる場合はWEB上ではなくクリニックにお電話ください。

持ち物

保険証または診察券をご持参ください。
※中学生以下の方は必ず母子手帳を持参し、保護者の方同伴でご来院ください。

注意事項

  • 時間内に受付されない場合は接種出来ない事がありますのでご注意ください。
  • 準備ができ次第、順番に接種させて頂きますが診療状況により時間がかかる場合がございます。
  • 接種人数が限られているため体調不良以外のキャンセルはご遠慮下さい。
  • 数に限りがございますので、予約枠がなくなり次第受付終了となりますことをご了承ください。

インフルエンザが流行する時期

インフルエンザには、「季節性」と「新型」の大きく2つに分類できます。

インフルエンザ【季節性】

感染症は、一度ウイルスや細菌に感染すると免疫機能によって再感染のリスクは低下しますが、季節性インフルエンザは、A型のインフルエンザウイルスの抗原性が毎年わずかですが変化するため、再感染の可能性が通常のウイルスと比べて高いとされています。

インフルエンザ【新型】

新型インフルエンザは、季節性のものとは抗原性が大きく異なるインフルエンザウイルスによるものです。過去に感染しておらず免疫を獲得していないため、感染者が出ると多くの方が感染する可能性があります。

インフルエンザウイルスに感染したら?

1日〜5日(平均3日)で発症します。

症状の出る1日前から症状の出た日が最も感染性が高く(ヒトにうつしやすい)、発症後7日間はウイルスを排出します。

周囲の方への注意・配慮が必要です。(無理して仕事や学校に行かない、外出するときはマスクをするなど)

症状は?

発熱(通常38℃以上の高熱)頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現われ、咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続き、約1週間の経過で軽快するのが典型的なパターンです。通常の風邪と比べ全身症状が強いことが特徴です。

合併症として、多くは重症化しないが、気管支炎、肺炎。小児では中耳炎、熱性けいれん、脳炎などを併発し、重症になることがあります。

近年、幼児を中心とした小児において、急激に悪化する急性脳症の増加が明らかとなっています。

厚生労働省が行った調査によると、毎年50〜200人のインフルエンザ脳症患者が報告されており、その約10〜30%がお亡くなりになっています。原因は不明で、現在も詳細な調査が続けられています。

なお、B型の場合は、さほど熱がでない場合もありますが、下痢やお腹の痛みを訴える人が多いことが特徴です。

ワクチンの効果

現在わが国で用いられているインフルエンザワクチンは、ウイルス表面にあるHA(赤血球凝集素:ウイルスがヒトに感染するときにくっつく部分)を主成分として製造している不活化(注1)ワクチンです。

注1)不活化=ウイルスを死滅させウイルスとしての機能がない状態

感染や発症を完全に防御できませんが、日本国内の研究報告によると、6歳未満の小児を対象とした2015/16シーズンの研究では、発病防止に対するインフルエンザワクチンの有効率は60%と報告されています。また65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34〜55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています。また乳幼児における研究報告では、報告によって多少幅がありますが、概ね20〜60%の発病防止効果があったと報告されています。

※出典:厚生労働省ホームページ インフルエンザQ∧A

今季もインフルエンザワクチン接種を推奨します

インフルエンザワクチンには、3種類(A型2種類、B型1種類)のウイルス型が含まれており、A香港型もそのうちの一つです。一般に、ワクチンは、発症予防効果とともに重症化防止効果が期待できます。欧州からの報告では、65歳以上の高齢者において、ワクチンを接種した場合は、接種しなかった場合に比べて、A香港型感染による入院を抑制したと報告されています。 また、わが国においてはCOVID-19の発症者は再増加が続いています。そのような中で、ワクチンで予防できる疾患についてはできるだけ接種を行い、医療機関への受診を抑制して医療現場の負担を軽減することも重要です。

例年通りのインフルエンザ対策が必要です

今季は、発熱された患者さんでは、ワクチン接種歴に関わらず新型コロナとインフルエンザを見分けることが重要となります。また両者が合併して重症になる場合もあります。したがって、発熱者では両方のウイルスに対する検査が必要となることがありますので、医療機関の受診をお勧めします。

インフルエンザと診断されたときは、抗ウイルス薬による治療を検討することとなります。抗ウイルス薬は、インフルエンザの重症化・死亡を抑制します。高齢者、小さなお子さんなど重症化のリスクのある方は当然治療の対象となりますが、リスクを持たない健康な人でも重症化することはあり、その予測は困難です。

インフルエンザに対しては、他の呼吸器感染症と同様に、一般的な予防も大切です。手洗い、マスク、咳エチケットを普段から心がけることが重要です。

わが国のインフルエンザ診療は、早期診断、早期治療の体制が確立しており、世界の中でも進んだ国の一つと言えます。国民全体が、従来通りのインフルエンザ対策を行っていただきたいと思います。

インフルエンザウイルスの「型」とは?

A型は

常に世界のどこかの国やどこかの地区で、猛威をふるっており、死に至らしめることもある怖いウイルスです。

HA(ヘマグルチニン)が16種類
NA(ノイラミニダーゼ)が9種類
この組み合わせで、全部で16×9=144種類があります。
さらにはHAの先端部分の構造変化が毎年すこしづつ起こるため、以前にワクチン接種や感染したことがあっても、免疫が機能しにくくなります。

B型は

2種類のウイルスが存在し、構造変化はあまり起きません。

重症化することはあまりなく、下痢やお腹の痛みを訴える人が多いです。

C型は

変化が起きませんので、いったん免疫を獲得すると、生涯その免疫が持続すると考えられています。

4歳以下の幼児の感染が多く、感染しても鼻水程度で、軽症で済むことが多いです。

2025〜26年度インフルエンザワクチン製造株

ワクチンは、今シーズン流行しそうなウイルスを国立感染症研究所が世界のデータから研究し、その結果からワクチン製造株(ウイルス)を厚生労働省が決定しております。

2025/26シーズンのワクチン製造株を令和7年4月30日に公表されました。

学会は「インフルエンザの罹患率や死亡率を低下させるため、生後6ヵ月以上のすべての人に対するインフルエンザワクチンの接種を推奨する」としています。

1)日本における2025-26シーズンのインフルエンザワクチン株
インフルエンザHAワクチンは、今年度より4価ワクチンから3価ワクチンに変更になりました(WHOからB/山形系統を除いた3価のワクチンが推奨されております)。

また、2024-25シーズンからH3N2型のみ1株が変更となりました。

実際に流行する型と異なるケースもありますが、現状では近年流行した型と同様と予測されています。

2)特に接種が推奨される方

・定期接種対象者:65歳以上の方、60〜64歳で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に障害があり身の回りの生活を極度に制限される方、60〜64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方

・医療従事者、エッセンシャルワーカー:急性期後や長期療養施設のスタッフを含む医療従事者、薬局スタッフ、その他重要インフラの業務従事者の方

・インフルエンザの合併症のリスクが高い方:生後6ヵ月以上5歳未満の乳幼児、神経疾患のある子ども、妊娠中の方、その他特定の基礎疾患を持つ方

Q&A

Q:フルミストは他の人にインフルエンザを感染させる可能性がありますか?

A:はい、ご質問ありがとうございます。

フルミスト(FluMistR)は、鼻にスプレーする**弱毒化生ワクチン(LAIV: live attenuated influenza vaccine)**です。そのため体内で増殖するものの、通常の健康な人にとっては病気を起こさないように調整されています。

他人への感染可能性について
  • 一般的には、他人にインフルエンザをうつすリスクは極めて低いとされています。
  • ただし、ワクチン株は「生きたウイルス」なので、接種後1?3週間の間に**鼻咽頭からウイルスが排出される(シェディング)**ことがあります。
  • この排出されたウイルスが、免疫力の極端に弱い人(例:骨髄移植後の患者など)に感染する可能性は、理論上ゼロではありません。
具体的な注意点
  • 米国CDCなどは、重度免疫不全者と接触がある場合にはフルミストの使用を避けるか注意するように勧めています。
  • 健康な家族や友人、学校の子どもたちにうつす心配は基本的に不要です。
  • 実際にフルミスト接種後に他人へインフルエンザを感染させた報告は非常に稀です。

まとめ

フルミストは接種者自身で軽い鼻水や咳を起こすことはありますが、一般的な健康な周囲の人にインフルエンザをうつす可能性はほとんどありません。ただし、重度の免疫不全者と濃厚に接触する場合は、別のワクチン(不活化ワクチン)を選んだ方が安全です。

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